光回線のVDSL方式とは:変更することは可能?違いと対処方法

VDSL方式は、マンションでのインターネットの接続方式となり、光回線の速度を低下させます。VDSL方式から光回線方式への変更は可能ですが、以下対処法を確認してください。

マンションがVDSL方式の場合の対処法

以上が、現在VDLS方式の方のベストアプローチとなります。

詳しく詳細を説明していきます。

1.VDSL方式とは:光回線を導入する意味がない?

VDSL方式とは、マンション(集合住宅)のインターネットの接続方式のことで、共有部分(MDF室)までは光回線を引き込み、各住宅へは電話回線(メタルケーブル)を利用する配線方式です。

光回線のVDSL方式
(画像元:フレッツ光西日本公式ページより)

メタルケーブル(回線)は、主に、ADSL回線で利用されている回線です。

メタル回線のイメージ

この配線方式により、例え光回線が1Gbps以上の速さでも、VDSL方式の最大速度は100Mbps程度(ADSL回線と一緒)と言われています。

「つまり、VDSL方式では光回線の意味がない」

ということになります。

その他の回線方式との(光回線方式、LAN配線方式)速度の違い

光回線方式その名の通り、共有部分(MDF室)から、各住宅まで光回線を引き込みます。
LAN配線方式共有部分(MDF室)まで光回線を引き込み、各住宅まではLANケーブルによって引き込みます

LAN配線方式は、VDSL方式と比較すると電波の影響を受けにくいため最大200Mbps前後と言われています。

まとめると以下のような速度になります。

配線方式の違いによる最大速度

VDSL方式最大1Gbps
(各光回線の最大値に準ずる)
LAN配線方式最大200Mbps
VDSL方式最大100Mbps前後

※最大速度は必ずしもその回線速度が出るものではありません。

光回線方式は問題ないことが分かり、LAN配線方式とVDSL方式の場合は遅いことが分かります。

2.VDSL方式を光回線方式に変更するのは可能!手順について

VDSL方式を光回線方式に変更するのは可能!手順について

VDSL方式を光回線方式に変更することは可能です。(もちろん、LAN配線方式でも可能です。)

「しかし、個人の都合だけで配線方式を変更することはできません。」

ではどのような形で変更する手順が必要でしょうか。

NTT側の対応・NTTの調査が必要なため
・NTTにもコストが掛かるため
(VDSL方式の方が低コスト)
管理会社やオーナー(大家)の許可・壁に穴を開ける工事が必要なため
・工事費や設備修繕が必要になる可能性がある

この2つの問題を突破しなければなりません。

マンションの会合などの議題に上がっている(または上げる)のであれば、希望はありますが、NTT側の対応に問題があり、詳しく説明していきます。

(1)NTT側に調査の依頼をする

NTT側に対応を依頼することで、配線方式の設備変更が可能になり、個人ではなく管理会社(オーナー)から問い合わせしてもらう形がベストです。

その際にまず、光回線方式の導入が可能か、NTT調査してもらう必要があります。

理由としては、設備上の都合で光回線方式が導入できない可能性があるからです。また、すでに調査済みの場合もあるので、調査の有無を確認しましょう。

VDSL方式の場合は、NTT担当者や契約中の光回線会社が存在するはずなので、その方に電話しましょう。また、管理会社が動いてくれない場合には、自分から利用している光回線会社に連絡を行い、管理会社へ逆に連絡してもらいましょう。理由は回線が遅いなどで構いません。

(2)調査後、導入可能であればNTTに伝え進めてもらう

こちらも個人ではなく管理会社(オーナー)からNTTに伝えてもらいます。(1、と同時でも構いません。)

その際に、「回線が遅くて住人に苦情が出ていて困る」「光回線方式だと空いている住宅も埋まりやすい」など、を伝えておきましょう。

調査に問題がなければ、光回線方式へ変更が可能になります。

(3)配管に光ファイバーを通す工事を行う

配管に光ファイバーを通す工事を行う
(画像引用元:フレッツ光西日本公式ページより)

各部屋まで光ファイバーケーブルを通す工事を行いますが、ここでも問題が発生する場合があります。

「光ファイバーケーブルを通す工事ができない」

などの場合があります。

リフォームを行っているマンションや、配管が潰れてしまっているマンションの場合にはできない可能性があります。

また、工事出来る場合でも、工事費は負担となり、マンション内の管理費から出すのか、個人が出すのかは話し合いになります。(工事費は見積もり内容によって変わります。)

少し長い道のりになりますが、VDSL方式から光回線の変更は可能といえますね。

 

3.VDSL方式の変更を諦めた場合の対処方法!

今までの説明で、

  • VDSL方式への変更が出来なかった場合
  • VDSL方式への変更を諦めた場合

などがあると思います。

「しかし、まだ快適に利用できる光回線を導入する方法は残されています。」

それは、NTT以外の光回線と契約することです。

正確には、NTT以外の光回線(独自回線)変更することです。

NURO光は100%光回線方式!

NURO光は光回線方式

マンションでも光回線方式で可能な光回線は「NURO光」のみなります。

NURO光は100%光配線方式を採用しています。

さらに、NURO光は標準で、下り(ダウロード)2Gbps、上り(アップロード)1Gbpsの速度になるため、快適なインターネットを行うことが可能です。(とにかく他社よりも速い。)

しかし、NURO光をマンションで利用するためには、2つのポイントがあるため注意しましょう。

NURO光には対応エリアがある

【対応エリア】
関東1都6県:東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
東海4県:愛知、静岡、岐阜、三重
関西2府3県:大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良

以上の都道府県に該当していなければ、NURO光の導入はできません

マンション全体の高さで料金も条件も変わる

7階建て以下のマンション・個人で契約可能
・NURO光に切り替えよう!
8階建て以上のマンション・4人以上エントリーを行う
・エントリー後、NURO光から物件へ交渉してもらう
(最安値1,900円~2,500円/月)
詳細はこちら:NURO 光 for マンション

7階建て以下のマンションでも、NURO光 for マンションは適用できますが、時間もかかります。また、マンション全体を切り替える可能性もあるので、4名マンション内で揃えて、チャレンジはしてみるべきです。

7階建て以下のマンションの方は、以下のページから詳細を確認しましょう。

→NURO光の詳細へ

4.すべての光回線方式変更が出来なかった場合の対処法

  • NURO光の対応エリアに該当しなかった方
  • 8階建て以上のマンションの方

などは、その他回線がお勧めできるかと調べてみましたが、

「確実に光回線方式へ変更できる回線は見当たりませんでした。」

NTT以外の他社の光回線を調べた結果は以下の通りです。

auひかり・マンションでも光回線方式
・導入はマンション全体で必要となり個人の申し込みはできない
対応エリア:全国
J:COM光・1Gbpsの速度はホームタイプ(戸建て)のみ
(auひかり回線を利用)
対応エリア:全国
eoひかり・1Gbpsはメゾンタイプだけであり、導入済みのマンションとなる
・対応エリア:関西エリア、福井県
コミュファ光・LAN配線方式になる場合がる
対応エリア:愛知県、岐阜県、三重県、静岡県
メガ・エッグ光・光回線方式ではない場合もある(マンションに左右される)
対応エリア:山口県、島根県、鳥取県、広島県、岡山県
ピカラ光・エリアによっては100Mbpsが最大
・マンションVDSLタイプ、LANタイプは1ギガサービス対象外
対応エリア:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
BBIQ光・1Gbpsは戸建て住宅のみ対応
対応:九州エリア

以上のような結果です。

そのため、どうしても回線が遅いと感じる方はポケットWi-Fiなどのモバイル回線をご提案します。

  • 現在のモバイル回線は最大で758Mbpsの速度
  • VDSL方式の100Mbpsより早い
  • 対応エリアも広い

などのメリットがあります。

モバイル回線と光回線はどっちが良いの?

上記より、確認してください。モバイルWi-Fiの比較をしております。

5.まとめ

変更可能なのであれば、VDSL方式から光回線方式へのマンション内の変更を進めることが一番良いと感じます。

しかし、そもそも高速の光回線を希望している方は、面倒くさい手続きを行わずNURO光やモバイルWi-Fiへの変更を検討しても良いでしょう。

「光回線を導入すれば速くなる」と考えていた方には残念ですが、1つ1つ対処していきましょう。

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