光回線を導入しようと思ったら、
- 「光回線を引けません」
- 「光回線の工事が不可です」
などの理由で光回線を引けない場合があります。
また、都心部や主要都市に住んでいるのに、光回線を引くことが出来ないなどの事例もあり、主な理由は以下の通りです。
戸建てとマンション(集合住宅)で多少、光回線を引けない理由は異なります。
光回線を導入検討される方も、引けない理由などを、このページで確認しておきましょう。
1.光回線のエリア外の地域であるため引けない
光回線は全国対応している業者や地域限定の業者などが存在しています。
地域限定の業者の場合、対応する都道府県の明記はあるものの、自宅(その住所)まで光回線(光ファイバー)が用意されてある必要があります。
光ファイバーは電線に通っている場合と、そうでない場合のエリアに分かれるということです。
光回線のエリア外の場合に対策できること
光回線のエリア確認を再度行いましょう。
例えば、NTT東日本フレッツ光でエリア外だと言われた場合でも「auひかり」ならエリア内などの場合があります。
(1)NTT東日本フレッツ光 | 検索:フレッツ光提供エリアのご確認 |
(2)NTT西日本フレッツ光 | 検索:サービス提供エリア |
(5)NURO光 | 検索:光回線サービス提供エリア拡大中 |
(6)auひかり | 検索:提供エリア:光ファイバー auひかり |
(7)auひかりちゅら | 検索:提供エリア検索 |
(9)eo光 | 検索:eo光サービス提供エリアの確認 |
(10)コミュファ光 | 検索:戸建住宅提供エリア確認 検索:集合住宅(マンション)エリア確認 |
(16)メガ・エッグ | 検索:戸建(ホーム)にお住まいの方 検索:集合住宅(マンション)にお住まいの方 |
(17)BBIQ | 検索:サービスエリアチェック |
(18)ピカラ光 | 検索:ピカラ提供エリア |
(19)KCN | 検索:KCNグループのサービスエリアマップ |
(20)スターキャット | 検索:サービス提供エリア |
(21)JCOM光 | 検索:提供エリア |
NTT東日本・西日本フレッツ光は「光コラボレーション」というサービスで、以下で説明する会社も、同様の光回線を利用しています。また、auひかりは一部、NTTフレッツ光をレンタルしている地域もあるため、注意してください。
フレッツ光と同じ光回線の会社一覧
フレッツ光のエリア内であれば、以下の光回線が利用可能になりますし、エリア外であれば、使うことは出来ないと言うことになります。
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- ビックローブ光
- So-net 光
- Marubeni光
- @nifty光
- DMM光
- OCN光
- エキサイト光
- IIJmioひかり
- U-NEXT光
- ぷらら光
- DTI光
- iSmartひかり
- TCOMヒカリ
など、その他にも光コラボレーションを利用している光回線会社は多く、NTT東日本だけでも500社を超えてきます。
【注意】マンションに光コンセントが合っても引き込めない回線がある
マンション内に光コンセントがある場合でも、どの光回線でも引き込めるわけではありません。
マンションによっては、
- ケーブルテレビ回線(CATV)をマンション一括で申し込んでいるケース
- NTTフレッツ光をマンションタイプの一括契約で申し込んでいるケース
などがあります。
そのため、光コンセントがあるから、どの回線でも引き込める、工事可能だと思うのは間違いであり、他の光回線を引き込む場合には断られるケースがあります。
マンションの管理会社やオーナーに確認をして、どの光回線と契約(マンションタイプの一括契約)を行っているか確認しましょう。光コンセントがある場合、光回線会社を選べないケースが往々にしてあります。
マンションに関しては「【注意】マンションに光回線を引き込みする場合に確認したいこと」を合わせて確認してきましょう。
2.建物の構造上の問題で光回線を引くことができない
こちらは、対処法があまりない、「万事休す」の内容になります。
対処方法としては、光回線をどうしても導入したい場合は、「引っ越しする」という選択となります。
どのような内容で構造上の問題で引けなくなるのでしょうか。
(1)電信柱や電柱が地下にある場合
関東でいうと横浜などのエリアが該当します。電信柱や電柱が地下に埋め込まれている場合は光ケーブルを自宅に通すのが困難となります。
光コンセントが設置されていない古めのマンションや戸建て住宅などが該当します。
(2)光回線の引き込み工事で他の所有地を通る
マンションでも戸建て住宅でも同様ですが、特にマンションに多く、光回線の引き込み工事をする場合に、他人の所有地を横断しなければならない場合、工事は中止になります。
対策としては、その横断する所有地の方に同意を求める必要があります。
(3)主配線盤(MDF)が設置されていない【マンション・ビル】
古いビルの場合は主配線盤(MDF)という電話設備が設置されていないケースがあり、設置しようとしても工事規定から外れてしまうため、設置が出来ないトラブルがあります。
そのため、古いビルのオフィスや、古いビルをリフォームして賃貸にしたような物件の場合、光回線の引き込み工事はできません。
(4)光ケーブルの配管が途中で切れている場合【マンション】
ごく稀ですが、同じマンション内でも、光ケーブルの配管が途中で切れている場合などがあります。(例えば、1階はOKだが3階は駄目など)
その場合、光回線の契約はできても工事は中止になってしまいます。(例:光ファイバーの工事ができなくて困ってます)
3.管理会社やオーナーからの許可がでない(賃貸)
光回線の工事は、家に穴をあける必要があるため、管理会社やオーナーへの確認が必要となります。
そのため、確認した場合に「壁に傷をつけるまたは、穴をあける工事は許可できない」と言われてしまうケースの場合は工事することが出来ません。
管理会社への確認は正確に行いましょう
知識がない管理会社の担当者やオーナーの場合、「光回線を導入しても良いか?」という質問を行ったところ、初めは「問題ない」と回答していても、「壁に傷をつけるまたは、穴をあける工事は許可できない」と改めて光回線を契約後に言われるケースがあります。
(実際にトラブルになりやすい事例です。例:マンションでのネット回線工事ができない件で・・・)
この場合の対処法は説得するしか方法はありませんが、確認方法としては「外壁へのビス止め工事」は可能か、という確認を行い、電話などではなくメールでやり取りを行い証拠に残しておきましょう。
4.どうしても光回線が引けない場合の対処法
どうしても光回線が引けない場合の対象方法として、モバイルWi-Fiの導入が一番良い方法だと考えられます。
光回線、ADSL回線、モバイルWi-Fiの速度は以下の通りとなります。
光回線 | 1Gbps(1000Mbps) |
ADSL回線 | 1M~50Mbps |
モバイルWi-fi | 112Mbps~440Mbps |
(一般的な速度を表示しており、お使いの環境によって異なります。)
上記を確認して分かる通り安定性を求めるならば、光回線の次に、モバイルWi-fiが優秀だと言えるでしょう。
なるべく制限がないモバイルWi-Fiを利用しよう
光回線とは違い、モバイルWi-Fiは通信料に制限があります。
ホームページに「制限がない」と記載があったとしても、制限がありますので注意が必要です。
お勧めするのは、
- WiMAX2+の「ギガ放題プラン」
- Y!mobileの「Pocket WiFiプラン2」でアンバランスモード設定
の2社になります。
しかし、Y!mobileは契約期間が3年間縛りのため、引っ越しなどを考えている場合や、光回線のエリア外の方は、光回線を導入することが可能になることから、契約期間は短い方が良いと言えるでしょう。
WiMAX2+の「ギガ放題プラン」について
(以下はWiMX2+の正規代理店:「GMOとくとくBB」のプランとなり、公式サイトよりも安い表示となっています。)
プラン名 | ギガ放題プラン |
料金 | 1ヶ月目:2,590円(税抜) 3ヶ月目から24ヶ月目:2,690円 25ヶ月目以降:4,263円 |
契約期間 | 2年間(24ヶ月) |
速度制限 | あり ・3日間で10Gまで ・10Gを超えた場合、4日目のネットワーク混雑時間帯(18時頃~翌2時頃) ・概ね1Mbps(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度) |
通常価格は、1ヶ月目:3,609円、3ヶ月目から24ヶ月目:4,263円となります。
上記の内容になります。
10Gの容量は、YouTubeを標準画質(SD)で見た場合、約47時間のデータ量です。また、制限速度の記載にもありますが、制限がかかっても「YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度」にはなります。
使用感としては、制限が掛かる場合、動画の画質によっては、たまに止まることがある程度、映画などは視聴可能な速度です。しかし、18時頃~翌2時頃までは回線が混み合う場合は止まる場合もありました。
Y!mobileの「Pocket WiFiプラン2」について
プラン名 | ギガ放題プラン |
料金 | 月額:3,696円 アンバランスオプション:684円/月 合計:4,380円/月 |
契約期間 | 3年間 |
速度制限 | あり:1ヶ月で7G ・7Gを超えた場合、最大速度128Kbps ・アンバランスオプション利用でずっと7Gに |
アンバランスモードというオプション機能を利用することで、速度制限なしで利用することは可能です。
(出典元:Y!mobaileから引用)
しかし、3年間という縛りと月額費用が4,380円と高くなってしまう点があります。何かこだわりがある場合以外、WiMAX2+を利用した方がお得といえいます。
まとめ
光回線を導入しようと決めたときに、「光回線を引けない!」と判断されてしまうと、正直ショックです。
また、「今までの回線を解約して、乗り換えて契約したのに工事が出来ないことが発覚した」という方も非常に多いです。
そのため、光回線契約前に上記の内容をよく確認の上、検討してみてください。