光回線導入にあたって、光回線の速度や通信の安定性はとても重要です。
光回線の速度が遅ければ、
- 何のために光回線を入れたのか?
- モバイルWi-Fiで十分だったのではないか?
など考えてしまいます。
実際に私の実家で光回線を導入しましたが、回線速度が非常に遅く、混雑している夜中の時間帯では、動画どころかホームページを見るのにも苦労する事態に発生しました。
以下、光回線が速い会社のランキングです。
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このページでは、光回線速度を調べ、有意義に光回線を利用してもらうために回線速度が速い光回線会社をご紹介します。
初めに:光回線の速度保証とプロバイダの注意点
光回線は他の回線、ADSL回線、モバイルWi-Fi、ケーブルテレビ回線の速度と比較すると、最大速度は断トツで速いです。
光回線 | 上り・下りともに最大概ね1Gbps以上(※1) |
ADSL回線 | 上り(データ送信):5Mbps 下り(データ受信):47Mbps |
ケーブルテレビ回線 (CATV) | 1Mbps~320Mbps(※2) |
モバイルWi-fi | 112Mbps~440Mbps |
(※2)ケーブルテレビも光ハイブリット回線で、プランによっては最大で1Gbpsの速度が出る場合もあります。
(補足)速度に関して不明確な方は「光回線のインターネット速度を測定できるスピードテスト5選【スマホOK】」を一度確認してください。速度に必要な知識を掲載しています。
しかし、「最大概ね1Gbps」はベストエフォード(理論上の数値)であり、光回線に回線を切り替えたらからといって1Gbpsの最大速度が出るものではありません。
そのため、基本的に、光回線の約款には以下の記載があります。
本サービス(光回線サービス)は、お客さま宅と収容局間の線路距離やその設備の状況などによって速度が低下する場合があります。
「通信速度の非保証」当社は、本サービスの通信速度につきいかなる保証も行いません。
本サービスは、最大通信速度を保証するものではなく、通信設備や契約者端末、宅内配線などの状況、他回線との干渉、回線の混雑状況などにより、実際に利用可能な通信速度が低下します。
などの記載は契約書の約款に各社必ずあります。
だからこそ、光回線を利用する場合は、なるべく光回線の速度が早く、安定しているものを選ぶ必要があります。
(注意)マンションでの光回線が遅くなる理由
戸建て住宅にお住まいの方は問題ありませんが、マンションやアパートなどの集合住宅で光回線導入を考えている方は注意が必要です。
それは、マンション内での配線方式によっては、光回線の速度がそもそも遅くなるためです。
マンションの配線方式には3つあり、配線の特徴があります。
光回線方式 | 光回線を共有部分から自宅までつなぐ方式 |
LAN配線方式 | 光回線を共有部分まで引き込み、LANケーブルを利用して接続する方式 |
VDSL方式 | 光回線を共有部分まで引き込み、電話線を利用して引き込む方式 |
LANケーブルを利用して引き込む場合は、光回線速度は、「光回線方式」よりも遅くなりますが、速い回線を選択することで解消することは可能です。
しかし、VDSL方式の場合は、上り・下りの最大速度が100Mbpsと言われており、光回線でもモバイル回線よりも遅くなるため注意が必要です。
マンションにお住まいの方は、一度、管理会社などに配線方式を確認するとともに、「光回線を(分譲・賃貸)マンションで導入する場合に確認したい6つのこと」を確認してください。
(ポイント)プロバイダはIPv6(v6プラス)対応を選ぶこと
インターネットの接続方式を「IPv6(v6プラス)」を採用しているプロバイダを選択しましょう。
プロバイダは現在選択できない光回線が多いですが、「IPv6(v6プラス)」の表記を探せば問題ありません。詳しくは「【超初心者向け】光回線申し込むなら「Ipv6(v6プラス)」と「IPv4」を知っとこう!分かりやすく解説」を確認してください。
「IPv6(v6プラス)」は、従来のインターネットの接続方式(PPPoE)ではなく、「IPv6(v6プラス)」というIPoE方式の接続方式になり、インターネットの混雑ポイントを解消できるためです。
【以下イメージ画像】
つまり、光回線を引いたとしてもインターネット接続方式で、「体感する速さ」も「実際の速さ」も変わるということです。
総務省も「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会」を開催し、IPv6によってインターネットの混雑を解消しようと考えています。また、米国やアジア諸国でもIPv6対応を推進する方針が示されています。そのため、日本は拡大するインターネット需要に対応するために、IPv6を進めていく可能性は極めて高いといえます。
1位:NURO光
回線速度 | 【通常プラン】 ●上り:最大1Gbps ●下り:最大2Gbps |
【6Gsプラン】 ●上り下り:最大6Gbps | |
【10Gsプラン】 ●上り下り:最大10Gbps | |
光ファイバー | NTT東日本・西日本のダークファイバーを利用 (NTTで利用していない光ファイバー) (独自回線) |
接続方式 | IPv6(v6プラス)対応 |
対応エリア | 関東1都6県:東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 東海4県:愛知、静岡、岐阜、三重 関西2府3県:大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 |
マンションでの利用 | ・建物が7階建て以下のマンションで利用可能 ・8階建て以上はマンションオーナーのプラン |
NURO光の光回線は通常プランでも他社より早く、ダウンロード(下り)速度は2Gbpsの速度で(他社は1Gbps)2倍です。
しかも、月額料金も「4,743円/月」となるため他社の光回線と比較しても目劣りしません。
6G、10Gも勿論速度は通常より速くなりますが、値段も5,242円となり、エリアも東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリアに限定されます。eスポーツ(オンラインゲームのスポーツ)を行っていない限りは家庭では現在不要な速度と言えるでしょう。
2位:auひかり
回線速度 | 【通常プラン】 ●下り・上り:最大1Gbps |
【5Gホーム】 ●上り下り:最大6Gbps | |
【5Gホーム】 ●上り下り:最大10Gbps | |
光ファイバー | 独自回線 |
接続方式 | IPv6(v6プラス)対応 |
対応エリア | 全国対応 |
マンションでの利用 | auひかりがマンション内に適用されている場合のみ (個人での新規加入は基本不可) |
マンションでは、利用することが基本的にできないauひかりですが、他社の回線(フレッツ光回線など)に比べて、通常プランでも速いです。
【auひかりが通常プランでも速い理由】
光回線でも回線が遅くなる理由としては、インターネットの混雑に理由があり、フレッツ光系の回線は光コラボレーション(光コラボ)事業者によって回線の利用が爆発的に増えたため、回線が混雑しています。その混雑を解消するために、「IPv6(v6プラス)」の接続方式を行っていますが、auひかりは独自回線のため、そもそも混雑が少ないといえます。
以上の理由により、auひかりは通常プランで快適な回線速度を実現できる可能性が高いといえます。
5Gホーム、10GホームはNURO光と同様で、オンラインゲームを繁盛に行う以外は、家庭では現時点で不必要な速度といえます。
3位:その他独自回線かフレッツ光系(光コラボ)回線
戸建て住宅にお住まいの方は、NURO光、auひかりのいずれかを選択することが、回線速度が速い回線といえます。
対応エリアから漏れた方や、マンション(8階建て以上)の方は、その他独自回線か、フレッツ光系(光コラボ)回線を選択する必要があります。
独自回線については「光回線でNTT以外の回線ってどれがあるの?お得な独自回線を選ぶ場合」を確認してみてください。
(1)各社光回線の平均速度目安
【ご注意点】
- 回線速度は「みんなのネット回線」様より、2018年11月時点のデータを算出しています
- 速度平均に関しては、目安ととらえてください(実際の平均ではない)
- レポート数(回答数)が少ない業者(99件以下)は除外しています
業者 (投稿件数) | ダウンロード (下り) | アップロード (上り) | Ping値 |
フレッツ光ネクスト (1,464件) | 83.21Mbps | 103.45Mbps | 31.64ms |
ドコモ光 (1,797件) | 89.08Mbps | 124.49Mbps | 29.3ms |
ソフトバンク光 (1,662件) | 104.47Mbps | 120.86Mbps | 25.43ms |
auひかり (1,040件) | 158.57Mbps | 136.82Mbps | 21.8ms |
NURO光 (430件) | 242.27Mbps | 184.48Mbps | 14.2ms |
ビッグローブ光 (211件) | 110.0Mbps | 150.62Mbps | 25.14ms |
OCN光 (131件) | 118.7Mbps | 115.9Mbps | 29.77ms |
ぷらら光 (124件) | 89.25Mbps | 87.56Mbps | 26.51ms |
@nifty光 (110件) | 58.08Mbps | 93.25Mbps | 23.07ms |
eo光 (482件) | 147.7Mbps | 168.6Mbps | 20.05ms |
メガ・エッグ光 (108件) | 63.35Mbps | 74.27Mbps | 29.38ms |
コミュファ光 (156件) | 128.66Mbps | 122.32Mbps | 31.86ms |
(転記元:光回線のインターネット速度を測定できるスピードテスト5選【スマホOK】)
ご紹介している、「NURO光」「auひかり」の回線が速いことが分かりますが、利用する環境によって大きく変化する傾向がるので、参考値にしておきましょう。また、独自回線である、メガ・エッグ光は他社と比べても遅くなっている場合があります。
(2)光回線会社の最大回線速度と回線方式の比較
※NTTフレッツ光利用は光コレボレーション(光コラボ)事業者です。
(2)NURO光とauひかり以外はどれを選ぶか?
フレッツ光や光コラボ事業者の光回線を選択する場合は、
- 「IPv6(v6プラス)」対応を選ぶ
- コストパフォーマンスも重視する
この2点に絞り込むことで、速度が速い回線を選択できるといえます。
(画像元:光回線を比較!本当はどこがいい?おすすめはコレ)
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![]() | ご紹介した光回線は 「IPv6(v6プラス)」対応です |
以上の回線を選択すると良いでしょう。
(驚き!)光回線はどれぐらい遅くまた、速くなるのか
先に調べたデータからの結論をお伝えすると、光回線はダウンロード(下り)の速度が遅いか、速いかが重要になります。
事例 | ダウンロード(下り) | アップロード(上り) |
速度が速い事例(1) | 80.0Mbps | 93.2Mbps |
速度が速い事例(2) | 43.8Mbps | 48.8Mbps |
速度が遅い事例(1) | 4.7Mbps | 61.6Mbps |
速度が遅い事例(2) | 1.75Mbps | 135.3Mbps |
上記の表を見ても分かる通り、ダウンロード(下り)で「43.8Mbps」あれば、体感速度も速く実際の「Googleインターネット速度テスト」でも「高速」「非常に高速」と結果が出ます。
驚きの事実としては、光回線を導入しても「非常に低速の遅い場合がある」ということです。
以下は私が現在利用している光回線の速度も合わせて調べてみました。
ダウンロードが200.5Mbps、89.4Mbpsとなり、動画を3台のパソコンで同時に見ても、止まることはありませんでした。
しかし、忘れてはいけません。
光回線速度の記載は「最大概ね1Gbps」と記載があったはずです。
結論としては、光回線速度の「最大概ね1Gbps」は速さを選ぶ基準にはならないということです。
光回線速度の高速・低速・体感事例をまとめ
上記データの光回線が遅くなっている事例をTwitter引用で、ご紹介していきます。
「本当に遅いの?」と思う方はぜひ見てください。
光回線繋がったどー!!
速度最強すぎてビビるこれで生放送中落ちることなくなります!!
さらに夜もできる!!さいこー!! pic.twitter.com/sI7CM7Zw3k
— ミーシー@6/30真皇杯関西 (@mece0323) 2018年5月24日
昨日、家に光回線が。キター!!(∩´∀`)∩ しかし、時間帯でだいぶ速度がかわるんだなあ。あと無線LANが有線に比べてみょ〜に遅いのはなんでなんだ(笑) pic.twitter.com/2cqfR0p1OY
— りのま (@rinoma_wakon) 2017年10月9日
光回線なのにこんなに遅い(*^^*)
— まさるのかばん💼 (@masaru6363m) 2018年6月13日
一体どんな回線なんだ…
実家なのですが、
pcでオンラインゲーやっても少しカクツク程度の回線だからなぁ(無線で)
SASUGA光回線か…(無線の時点で遅いだろって思うんですがねぇ)
父親が動画見ると5秒程止まってしまう模様www— Blackein@彼岸花団長&FGO民 (@Blackeinhard) 2018年6月13日
いつのまにかgoogleから回線の速度テストができるように。相変わらず安定して低速な光回線。 pic.twitter.com/cTOiGXXjVQ
— 抹茶 (@matchauma) 2018年6月10日
登りと下りでこんなに速度が違っていた。
光回線で2MBps出てないとはね。
昼間と体感でハッキリと違うから、夜家に戻ってきた人がゴリゴリなにか使ってるんだろうなぁ。
NTTやプロバイダに問い合わせてもノラリクラリされるだけだからなぁ。 pic.twitter.com/KESUTHgvD1— ☕ɹǝʌolǝǝɟɟoɔ🍵 (@coffeelover0105) 2017年12月6日
まとめ
光回線の速度を重視して選ぶ場合、当サイトでは「NURO光」「auひかり」をおすすめします。
しかし、マンションで利用する光回線では複雑になりがちなため、回線速度を重視しながらコストパフォーマンスの高い光回線を選択することで、快適に利用することが出来るでしょう。
光回線選びの参考にしてください。