光回線を自宅に導入する場合に、費用の種類を知っておく必要があります。
主に、光回線を導入する場合「定額」で掛かる固定費と「工事費」など一時的にかかる費用に分けられます。
定額でかかる費用としては、以下が一般的です。
【定額で掛かる固定費】
光回線の回線利用料金 | 戸建て住宅平均:4,983円/月 マンション平均:3,867円/月 |
プロバイダ利用料 | 0円~500円/月程度 (回線利用料とセットが多い) |
Wi-Fiルーターなどの費用 (レンタル) | 無料~500円/月程度 |
その他オプション費用 | ・ひかりテレビ ・ひかり電話 など |
また、光回線導入時に一時的にかかる費用や考えておく費用としては以下の通りです。
【一時的に掛かる費用】
光回線の工事費 | 引き込み工事 ・戸建て住宅平均:22,885円 ・マンション平均:20,417円 |
中途解約のなどの違約金 | 6,000円~28,000円程度 |
光回線の撤去工事費 | 10,000円~28,000円程度 |
などが該当し、費用がかかります。
回線利用料の平均については「光回線の平均価格を有名14社から比較してみました」を確認してください。
詳しく以下で説明していくので、確認をしておきましょう。
1.光回線の回線利用料金
光回線を導入した場合、月額定額でかかる料金の平均は、
- 戸建て住宅平均:4,983円/月
- マンション平均:3,867円/月
になります。
光回線会社各社を比較しても、戸建て住宅の方が回線費用を高く設定されている場合が多いです。
しかし、これはキャンペーンや割引を適用していない費用平均となります。
光回線は導入の際に、利用のスマホとセット割にすることや、契約する年数を増やすことや、ひかり電話などのオプションに加入することにより安くなります。
光回線の月額利用料をお得にするためには、光回線会社を選ぶ必要があります。しかし、比較や選び方は複雑なため詳細は「光回線を比較!本当はどこがいい?選ぶポイント」を確認してください。
2.プロバイダ利用料
プロバイダとは、インターネットに接続するサービスを提供する事業者を指します。プロバイダがなければ、光回線(光ファイバー)を導入してもインターネットにはつながりません。
しかし、近年はプロバイダが分かりにくいことや、プロバイダを提供する事業者が光回線を販売していることから、一体型のサービスプランが支流です。
大手光回線会社を14社比較した結果、プロバイダ費用がかかるのはフレッツ光だけで、あとの光回線会社は選択できるものの、「光回線の回線利用料金」の中に含まれています。
プロバイダ選びのプチポイント
プロバイダ選びは非常に素人には難しいため、1点だけポイントをお伝えします。
それは、「インターネットの接続方式」を確認しましょう。「Ipv6(v6プラス)」または「Ipv4」の接続方式のどちらかということです。
「Ipv6(v6プラス)」の表記を探して、記載があれば問題ありません。(プロバイダを確認しなくても光回線会社に記載があります。)
Ipv6の接続方式はインターネットの混雑を解消してくれます。
詳しくは「【超初心者向け】光回線申し込むなら「Ipv6(v6プラス)」と「IPv4」を知っとこう!分かりやすく解説」を確認してください。
3.Wi-Fiルーターなどの費用
光回線を導入後、自宅内で快適に利用するために、Wi-Fiなどのルーター(無線LAN)は欠かせません。
光回線会社によっては無料レンタルの場合や、有料(月500円程度)の料金がかかる場合もあります。
光回線を導入したら、無線LANを入れる場合がほとんどだと思います。そのため、「無料レンタル」がある光回線会社をなるべく選択しましょう。
4.その他オプション費用
光回線会社によって、様々な独自オプションを設けています。
一般的には、
- 光回線を利用したテレビ
- 光回線を利用した電話
などの契約となり、「光回線を利用した電話」は各社お勧めしています。
光回線を利用した電話は月500円程度の費用+通話料金となり、オプション(キャッチホンなど)によって料金が上がっていく仕組みです。
また、光回線以外のオプションを利用することにより、「回線利用料金」や「スマホの割引」なども適用することが出来るので、変更できるなら変更しておきましょう。
オプションの光回線を利用したテレビや電話をに変更すると、解約時に工事費がかかるケースがあるため、確認をしておきましょう。
5.光回線の引き込み工事費
光回線の引き込み工事費用の平均は、
- 戸建て住宅平均:22,885円
- マンション平均:20,417円
が平均になります。
光回線会社によってはキャンペーンを行っており、キャッシュバックなどで工事費が実質無料になるケースもあります。
そのため、キャンペーンを比較しながら検討する必要があります。
マンションの場合や賃貸は注意が必要
光回線の工事は、
- 光回線の引込設備
- 宅内への光ケーブルの引き込み
- 光コンセントの設置
などが基本工事となります。
マンションや賃貸などで問題なのが共有部分や、住宅の外壁に行う、「光ケーブルの設置と固定」に行う「ビス止め」です。
壁に多少穴を開けるため、管理会社や家主の許可が下りないケースがあります。
ビス止めに関しては「光回線工事でビス止めしないで済む方法!」も確認してください。
住宅に光コンセントがある場合は2,000円で済む
マンションなどで、住宅に光コンセントが設置済みの場合、無派遣工事の対象となり、各社おおよそ2,000円(税抜)の金額です。
しかし、光コンセントがある場合、利用できる光回線会社が限定されている場合があるため、管理会社や家主に確認が必要になります。
6.中途解約のなどの違約金
光回線の契約は基本的に2年間ないし3年間の継続契約となり、自動更新としている会社が大半です。
そのため、引っ越しなどのやむを得ない理由の場合でも、中途解約には違約金がかかります。
詳しくは「光回線17社の中途解約方法と違約金をまとめてみた!一番安いのはどれ?」を確認してください。
契約に縛りがない光回線もある
また、2年間などの縛りがない契約を主体にしている光回線会社もあります。
しかし、キャンペーンや格安なプランを選択できないため、光回線の利用料は高くなります。
引っ越しなど頻繁にある転勤族などの方にお勧めです。詳しくは『光回線で「縛りなし」「2年縛りなし」の申し込み先7社比較!解約違約金0円』を確認してください。
7.光回線の撤去工事費
光回線を導入した場合、撤去工事費がかかる場合もあります。
撤去工事費とは、
- 光回線の引込設備の撤去工事
- (住宅の)壁に穴を開けた場合の防水加工等の措置
- 光コンセントの撤去
などの工事が光回線の撤去工事になります。
「光回線の引込設備の撤去工事」はNTT関連の光回線であれば(フレッツ光や光コラボレーションの光回線)、費用は掛かりませんし、撤去は不要になる場合がありますが、「NTT以外の独自光回線」の会社場合は撤去費用が掛かります。
光回線の撤去費用に関しては詳しくは「光回線の撤去しないこともできる?撤去工事費用について」を確認してください。
賃貸の場合、光コンセントの撤去工事は必要かもしれない
賃貸の場合、原状回復が必要になり、家主や管理会社から、光コンセントの撤去を依頼される場合があります。
各社5,000円~10,000円程度の撤去費用になります。
これは、フレッツ光や光コラボレーションを利用した場合でも費用が掛かり、任意の工事となります。
まとめ
光回線を導入した場合、導入後の解約まで実際にかかる費用をまとめてみました。
光回線は固定ブロードバンド回線の支流になり、導入する方が増えてきていますが、契約内容が煩雑になりやすく手軽さがありません。
しかし、光回線の速度は速く、インターネットも使い放題なため需要が高いです。
検討をしながら導入を進めてみてください。